病院紹介

令和2年度かみいち総合病院 病院指標

      • 年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
        年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
        患者数 27 6 11 24 23 53 114 361 419 186
        60歳以上の患者で、全体の86%を占めており、70歳代で29%、80歳代で32%となっている。
        10歳未満では、新生児黄疸に対する光線療法の症例が多い。
        10歳代、20歳代では、骨折や感染症が多く、30歳代・40歳代では産婦人科系疾患や尿路疾患などが多い。
        50歳代からは虚血性心疾患、糖尿病などの生活習慣病、骨粗鬆症による骨折が多くなり、60歳代では腎不全が、70歳代では肺炎が多い。
        80歳代では、肺炎や心不全と並び、骨粗鬆症に伴う大腿骨近位部骨折が多い。また、癌患者も他の年齢層に比べて多い。
        診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
        診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
        内科
        DPCコード DPC名称 患者数 平均
        在院日数
        (自院)
        平均
        在院日数
        (全国)
        転院率 平均年齢 患者用パス
        040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 68 32.81 20.51 11.76 83.51
        050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 40 22.38 17.23 15.00 85.90
        110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 37 21.89 13.00 2.70 87.08
        180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 19 27.16 19.20 10.53 86.21
        100380xxxxxxxx 体液量減少症 13 21.08 10.51 0.00 77.54
        内科では誤嚥性肺炎の患者さんが68人と最も多く、平均年齢は約84歳であり、重症例も多いため、平均在院日数が約33日で、他施設への転院は約12%となっている。
        次ぎに心不全の患者さんが40人で、平均年齢は約86歳であり、重症例も多いため、平均在院日数が約22日となっている。
        外科
        DPCコード DPC名称 患者数 平均
        在院日数
        (自院)
        平均
        在院日数
        (全国)
        転院率 平均年齢 患者用パス
        060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 20 6.75 4.86 0.00 70.70
        060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 17 3.47 4.51 0.00 76.88
        060050xx99040x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 15 4.27 10.15 0.00 76.00
        060040xx99x30x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 定義副傷病なし 6.87
        060040xx99x6xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 4.48
        外科では、鼠径ヘルニアへの対応が20人ともっとも多く、結腸(虫垂を含む。)、直腸の悪性腫瘍に対応している。
        整形外科
        DPCコード DPC名称 患者数 平均
        在院日数
        (自院)
        平均
        在院日数
        (全国)
        転院率 平均年齢 患者用パス
        160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 35 42.29 18.81 0.00 84.43
        160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 29 49.10 25.09 3.45 82.34
        070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 18 43.67 21.71 0.00 84.17
        070350xx02xxxx 椎間板変性、ヘルニア 椎間板摘出術 後方摘出術 17 19.24 14.28 0.00 64.65
        160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 12 11.00 5.18 0.00 69.17
        整形外科では、胸椎、腰椎以下骨折損傷への対応が35人ともっとも多く、続いて股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術に対応している。
        産婦人科
        DPCコード DPC名称 患者数 平均
        在院日数
        (自院)
        平均
        在院日数
        (全国)
        転院率 平均年齢 患者用パス
        140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 22 3.14 6.13 4.55 0.00
        120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 11 9.45 9.45 0.00 34.73
        120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 9.45
        120165xx99xxxx 妊娠合併症等 手術なし 11.19
        140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等21あり 10.91
        当院の年間分娩数は、約110件を数える。
        DPCにおいて、最も多い症例は、当院で出生した新生児に係る障害(軽度の黄疸)で産婦人科で対応している。
        その他、妊娠に関わる異常や子宮の腫瘍(悪性・良性)にも対応している。
        子宮筋腫・卵巣腫瘍等の良性腫瘍には、可能な限り子宮卵巣を残す手術を行っている。
        初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
        初発 再発 病期分類
        基準(※)
        版数
        Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
        胃癌 17 1 8
        大腸癌 0 0 88 1 8
        乳癌 0 0 0 1 8
        肺癌 0 0 0 0 1 8
        肝癌 0 0 0 0 0 19 1
        ※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
        初発例では、胃癌が12症例と最も多く、次いで大腸癌7症例であった。
        再発例では、大腸癌が88症例と最も多く、次いで肝癌19症例であった。
        基幹病院での化学療法を当院として継続する症例も徐々に増えている。
        成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
        患者数 平均
        在院日数
        平均年齢
        軽症 64.00
        中等症 15 18.53 86.33
        重症 84.50
        超重症 0 0.00 0.00
        不明 0 0.00 0.00
        中等症例では平均年齢86歳であり、平均在院日数が約19日以内であった。
        平均年齢は、軽症を除くといずれも80歳以上であり高齢者の重症肺炎が多くなっている。
        脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
        発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
        3日以内 13 55.46 78.77 12.50
        その他 19 64.89 81.26 28.13
        脳梗塞では、約41%の患者が発症日から3日以内に治療を受けている。
        脳梗塞治療では、迅速に治療を行うことがその後の患者のADL(日常生活動作)に大きな影響を与える。
        また、脳梗塞治療における、リハビリテーションは、脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐために非常に重要である。
        急性期医療の一部を担う当院では、脳梗塞急性期の内科的治療後に、院内の回復期リハビリテーション病棟にて、ADLの改善を図っている。また、維持期の管理を担う介護施設・療養型病院と地域連携診療計画書を使って連携し、総合的な治療管理を行っている。
        診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
        内科
        Kコード 名称 患者数 平均
        術前日数
        平均
        術後日数
        転院率 平均年齢 患者用パス
        K654 内視鏡的消化管止血術 10 2.60 10.00 0.00 76.10
        K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの)
        K688 内視鏡的胆道ステント留置術
        K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)
        K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿)
        当院は、内視鏡治療の中でも比較的難易度の高い大腸ポリープ・粘膜切除術や胆道ステント留置術・十二指腸ポリープ・粘膜切除術の症例が多い。
        内視鏡的治療は、原則として外来にて対応しているが、全身管理が必要な症例では入院にて対応している。
        外科
        Kコード 名称 患者数 平均
        術前日数
        平均
        術後日数
        転院率 平均年齢 患者用パス
        K6335 鼠径ヘルニア手術 14 2.29 4.43 0.00 75.93
        K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側)
        K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合)
        K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない))
        K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術)
        外科では、鼠径ヘルニア手術に最も多く、腹腔鏡手術も施行している。
        その他、乳腺・胃悪性腫瘍手術等にも対応している。
        整形外科
        Kコード 名称 患者数 平均
        術前日数
        平均
        術後日数
        転院率 平均年齢 患者用パス
        K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 25 3.36 40.56 4.00 83.28
        K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 20 3.05 18.05 0.00 66.95
        K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 19 1.89 31.37 0.00 73.00
        K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 16 2.06 20.50 0.00 71.38
        K0811 人工骨頭挿入術(肩,股)
        整形外科では、骨折観血的手術に最も多く対応している。
        その他、人工関節置換術等にも対応している。
        産婦人科
        Kコード 名称 患者数 平均
        術前日数
        平均
        術後日数
        転院率 平均年齢 患者用パス
        K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 10 1.00 7.60 0.00 34.30
        K8981 帝王切開術(緊急帝王切開)
        K861 子宮内膜掻爬術
        K8531 腟閉鎖術(中央腟閉鎖術(子宮全脱))
        K867 子宮頸部(腟部)切除術
        分娩に関しては、自然分娩を基本としているが、緊急の帝王切開にも対応している。
        その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
        DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
        130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
        異なる
        180010 敗血症 同一
        異なる 20 1.63
        180035 その他の真菌感染症 同一
        異なる
        180040 手術・処置等の合併症 同一
        異なる
        適切な診療が実施されているかをみるため、上表4つの疾患が掲げられている。
        これらの疾患は生命にかかわることが多い。
        当院では、入院契機の原疾患とあわせて適切な治療を提供するために、血液検査等による診断が明確な場合のみ選択している。
        肺炎や腎盂腎炎・胆道系感染症等の重症感染症から敗血症に至り、播種性血管内凝固症候群を発症する症例がある。
        また、入院当初から、敗血症、播種性血管内凝固症候群を発症する症例もあり、在院日数が長くなることがある。
        更新履歴
        令和3年9月21日
        初版

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