X線検査やCTのようにX線を使わず、磁場や電波を使い、断面像や立体図として描写することができる検査で、特に脳や骨、腹部の診断に効果を発揮します。
心臓カテーテル検査や各種塞栓術(そくせんじゅつ:腫瘍や出血などに関係する血管をふさぐ血管内手術)あるいは血管形成術(狭くなった血管を広げる治療)を行うとき、X線と造影剤を使って血管の走行や異常を写し出すために使う機械です。1秒間に最大6コマという高速動画が撮影でき、造影剤を使って血管だけを写し出せる機能を備えています。とても微細な血管までも描き出します。
X線TV, X線には物質透過の作用があり患者を透過したX線の強弱に蛍光像にかえることで、体内の形態的変化が観察出来ることを利用した装置で画像の明るさを蛍光増倍管にTVカメラを組み合わせX線テレビジョンによって撮影を行う装置です。
マルチスライスCTは、1回転で複数のデータを収集する装置です。平成20年12月に導入された64列X-CT装置は、広範囲の撮影を1回の息止めで短時間に撮影でき、高齢者や小さな子どもでも楽に鮮明な画像を得ることができます。また、心臓(冠動脈)の検査も、心拍変動を最小限に抑えた画像を得ることができ、冠動脈の狭窄の評価が可能です。
薄いスライス厚で撮影することにより、さまざまな角度の断層面や三次元画像(3D)を作成することができます。
胸部疾患、腹部疾患、頭部・腹部の血管に至るまで全身の検査を行っています。