病院紹介

院長ご挨拶


 

 

 

 

 

 令和2年(2020年)年4月1日付けでかみいち総合病院長を拝命しました浦風雅春です。長く務めた富山大学附属病院から、縁あって10年前の2010年に当院に副院長・糖尿病センター長として赴任し診療に従事してまいりました。7代目の院長の任に当たり、たいへん身の引き締まる思いをしています。今後は院長として、上市町だけでなく周辺地域の住民の皆さまに、これからも、安心・安全な医療を提供してまいりたいと考えております。
 当院は昭和26年(1951年)3月24日に設立され、来年の令和3年(2021年)には開院70周年を迎えることになります。これまで地域医療のニーズにあわせて病院機能を変革してきましたが、現在は、急性期、回復期の各病床がバランス良く機能する体制に再編し、一般急性期病棟2棟100床(うち地域包括ケア病床10床)、回復期リハビリテーション病棟1棟48床、精神科病棟1棟51床を配置しています。これにより、治す医療(急性期・亜急性期)から、支える医療(回復期)まで、切れ目のない「治し支える医療」を患者さんに提供できるよう、地域密着型の病院として近隣の医療機関・介護福祉施設や行政との連携をさらに強化してまいります。
 かみいち総合病院の理念は「住民が安心して地域で暮らし続けるための医療の砦として私たちの病院が存在する」でありますが、昨年2019年9月に、これをゆるがすような一部誤解を招きかねない報道がなされたことは、皆様御存知のとおりであります。しかし、中川町長が、「かみいち総合病院を守り通す」と決意を示されましたように、かみいち総合病院が存在しなくなることは、決してありません。診療の質のますますの向上と経営の改善を同時に達成し、地域の皆様からこれまで以上に必要とされる病院になれるよう、全職員が一丸となって全力を尽くしていく所存です。
今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、当院における感染対策として面会制限等、皆様にたいへんご不便をおかけしているところでありますが、状況を鑑み、ご理解・ご協力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 当院は、高度急性期医療機関や他の急性期医療機関と、慢性期医療機関・診療所や介護福祉施設との中間に立って、‘双方向性’の医療を調整・仲介するハブ的な機能を担う、在宅療養支援病院を取得した急性期病院であり、へき地中核病院の指定もうけており、自治体病院として果たすべき役割は多岐にわたります。病院の規模は小さくても、医療を通して安心して生活できる地域づくりに少しでも貢献し、地域に必要不可欠な病院、きらりと光り輝く病院として、皆様の御要望・御期待にできるだけお応えできるように、病院全職員が一丸となり精進していく所存であります。当院の実情をご理解頂くとともに、皆様のさらなるご指導・ご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

院長 浦風 雅春

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